上遠野浩平 "ブギーポップ・クエスチョン沈黙ピラミッド"

ブギーポップ・シリーズ、1年半ぶりの最新作
剣と魔法の世界だったラノベの舞台を、現代の少年少女にパラダイムシフトさせたとも言われている作者
ちょうど10周年になるそうです、感想と合わせてその辺もツラツラと

ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド (電撃文庫)

ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド (電撃文庫)

このブギーポップ・シリーズは僕が唯一ちゃんと読んでいるラノベ
予備校生時代、ちょっと模型にはまっていて、ホビー誌をよく読んでいた
その中に、同じ出版社から出ているブギーポップの広告が良く出ていたんだ
当時は内田康夫なんかを100冊くらい読んでいた時期だったんだけど、"そんなに面白いのかな"と思って1冊買ってみたのが始まりかな
ジョジョに似た*1、能力バトルは面白くて既刊は一気に買って読んでしまった、そして出る度買って今に至ると


今回の時間軸は割りと前のほう、普通の少女たちが能力者たちの戦いに巻き込まれていくんだけど、実は普通の少女では無かったみたいな、いつものパターン
でも、このパターンは久しぶりな気もする、そのせいか割と初期の作品に近い雰囲気だった
シリーズの中で特に好きな"パンドラ"や"夜明けの〜"に比べると物足りないけど、上遠野好きなら満足できる内容だと思います


本当のことを言うと"事件シリーズ"の方が好きなので、あっちを書いて下さい

*1:作者もジョジョ好きを公言してたはず